銃砲業界の今昔、その2。

  8.ヨーロッパの拘り、バチューサイト。
ヨーロッパ式の巻狩りの要求から新しく生まれたアイアンサイトが写真のバチューサイトです。基本的には視界が最も広い照門と照星式の亜流ですが、照門の手前まで不完全ながらリブが付いて、これで指向性能を補填しています。1980年頃にデビューしました。
スコープやリブ銃身には完全に負けますが、他のアイアンサイトに比べれば比較的良いと思います。

連射性能に付きましてもヨーロッパならではの拘りがあります。本当は誤差範囲なのですが、オートは命中率が低く、ボルト銃並の命中精度でありながら、オートに近い連射性能を求めているのです。