松尾芭蕉の世界

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松尾芭蕉の世界…あけび庵

【笈の小文】を追って   あけび庵
芭蕉は深川を出発し、伊良湖崎、伊勢、故郷の伊賀上野を経て
大和、吉野、須磨、明石へ旅をして、この旅を書いた紀行文で
死後の宝永6年出版して世に知られました。
:須磨
この浦の悲し千年留まりて愁い多かり白波の音
【参考】橋 閒石の俳句
どの句も発想が自在で奥行が深い。一句一句、作者の体内を潜っ
て浄化され、ひろびろとした情感が漂う。これらの閒石の作品を
飯田龍太は「俳諧を手づかみにしている」と評し、山本健吉は
「古俳諧に遊んだ痕跡が漂い、句の味わいに色をつけている」と
分析した。
きさ