【俳句のまとめ】

7/4
【俳句のまとめ】あけび庵

廃屋や蔦青葉にも隠れたる
物置の雨音に蔦青葉かな
蔦青葉よせれば蔦の陽に焼かれ
蹲踞に沙羅の花おるにじり口
沙羅の花つくばい過ぎてにじり口
後つづく花敷き詰めて夏椿
夏椿咲いてその日の落花かな
沙羅のはな寺の守屋の窓あかり
そのままに沙羅の花ゆえ落ちにけり
幾花か落ちてこうぼく夏椿
青蔦の廃屋消し去る解体屋

カテゴリ:アート・文化