【歳時記入門】俳句のテキスト

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【歳時記入門】俳句のテキスト 
団扇もてあふがん人のうしろつき
芭蕉
絵団のそれも清十郎にお夏かな
蕪村
手すさびの団画ん草の汁
蕪村
あふぎつつひとの子誉むる団かな
几菫
蚊帳の中団扇しきりに動きけり
杉田久女
君来ねば柱にかけし団扇かな
村上鬼城
奈良団扇すなはち白を選びけり
長谷川櫂
*  団扇/団/白団扇/絵団扇/絹団扇/渋団扇/水団扇
/京団扇/奈良団扇/古団扇/団扇売・・・
夏、あおいで風を起こし涼を得る道具。竹の骨に紙を張り
柄を取り付けたもの。絵をほどこしたものは絵団扇。焚物
の火を盛んにしたり、蚊や蝿を追うなど用途