「俳句ラーニング」の日記一覧

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あけび庵の日記

4/5 あけび庵の日記 石垣に戦国のはる後瀬山          あけび庵 刈り枝や春を集めて芝のうえ        あけび庵 薬手帳太いメモ字に春を聞く        あけび庵 松島や春を織りなし二重三重        あけび庵 花大根そよぎ紫なお淡く      崩れ土塀の参道にあり      あけび庵 お知らせ ※俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定。

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4/4 あけび庵の日記 夜桜 夜の桜花。また、夜の桜花見物のことをいう。桜の木の 周囲に雪洞や燈籠をともしたり、篝火を焚いたりする。 闇の中に浮かび上がる桜は、昼間とは異なる妖艶さを 秘めている。 夜桜や月待里の鄙の家           あけび庵 花摺りの夜桜あくや一夜宿         あけび庵 一漕ぎの夜ざくら堤やかた舟        あけび庵 夜桜や添え木の中に枝垂れ居り       …

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4/4 俳句まとめ 早苗田やもぢ摺の石忍里 故事知るや濡れて乙和の椿かな 医王寺の石碑にかかる椿かな 医王寺や濡れて乙和のつばき落ち 堕涙の碑おとわ涙の濡れ椿 笠島や五月雨に藪の盛土濡れ 五月雨て藪の笠島盛土濡れ 笠島や群れて薄のしのぶ雨 白石の五月雨いでて松偲び 武隈の松は二木に日を背負い お知らせ ※俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定。

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4/3 あけび庵の日記 春なのにふぐりをさめた手で握り 口が滑るさくらの古き里を思う 引きずってゴロゴロ駅へと春の旅 あけび庵のノート 大岩魚雪しろの底潜み居り     ねこ お知らせ ※俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定。

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4/3 俳句まとめ 卯の花や白河の関たびごころ 白河の故人は何処に卯の花や いかほどや卯の花あたり関越えん 三関も昔にあれば卯の花や 須賀川の田植え長閑に声聞くや 道草の歌を訪ねて長閑かな 栗の花西方浄土庵の夢 須賀川や畦の辺にあり田植えうた 浅香山もぢ摺の石余花の峰 花がつみ里にとうては日は西に 下萌えの小川は清く流れたり           心吹かれて鳴くは雀か 雀鳴き下萌え緩む小川には…

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4/2 あけび庵の日記 駅までは桜並木の木の芽立つ 竹の子の伸びて揺すれば身を落とし あけび庵のノート 植栽の木の芽膨らみ開きおり      柔らかきこと赤子のごとや ねこ お知らせ ※俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定。

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4/2 あけび庵の日記 通い路見あぐほどなる花辛夷 また明日ねと言えば歩みぬ あけび庵 先がけてま白き咲きぬ木花かな     ねこ 何処にもあり辛夷眺めし        ねこ お知らせ ※俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定。

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4/1 あけび庵の日記 辛夷 モクレン科の落葉高木、山野に自生し観賞用としても 栽植される。 早春、葉が出る前に、六弁の白い花を 枝先につける。莟の形が赤子のこぶしを連想させるの でこぶしと名づけられた。 此の道に暫く見あぐ辛夷かな       あけび庵 色も良しみあぐ辛夷の通い路       あけび庵 吾よりも歳の往きしか咲く辛夷        ねこ 眺め居る山の端の白辛夷咲き       …

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3/31 あけび庵の日記 楓の芽 早春、楓は枝先に紅色のやわらかな新芽を吹く。他の木々 に先がけて芽吹くもののひとつで、鮮やかな紅の芽がほど けてゆくさまはことのほか印象的。 芽楓やネールサロンの帰り道         あけび庵 芽楓や思い切ったる色をさし         あけび庵 新入生背のランドセルはみ出せリ         ねこ 楓の芽花にも負けぬ色をせし           ねこ 楓道…

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3/30 あけび庵の日記 人の出やオランダ村のチューリップ 余寒風こわれ門扉を吹き開けて ポスターに公演中止春の変 ディズニーの鼠に翌なき春らしや あけび庵のノート 春空や大筒演武そら裂き       ねこ お知らせ ※俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定。

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3/30 あけび庵の日記 芹 春の七草の一つで、若菜を摘んで食する。七草粥が代表的 だが、ひたし、和え物にしたり香味料として吸い物に用い たりする。 芹しぼるほんのり束の柔さかな        あけび庵 散る花や血管波打つ初キッス           ねこ 新入生肩より広しランドセル           ねこ ランドセル並べし中味見てみたし         ねこ 新入生小から大と並び居り   …

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3/29 あけび庵の日記 椿 椿は、春を代表する花。万葉集のころから歌にも詠 まれ日本人に親しまれてきた。つやつやした肉厚の 葉の中に真紅の花を咲かせる。花びらが散るのでは なく、花ひとつが丸ごと落ちるので落椿という言葉 もある。最も一般的な藪椿のほか、八重咲や白椿、 雪椿などの種類もある。 紅のかず溢れぬうちや落椿       あけび庵 土くれに絶ちて散り際落ち椿      あけび庵 おいら…

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3/29 俳人 富安風生の俳句 (4) 愛知県出身の俳人。本名は謙次。高浜虚子に師事。 逓信省に勤めながら俳誌「若葉」を主宰。温和な 作風で知られた。 まろまろと雪ののこれる敷松葉 この道の欅の落葉はじまりぬ 茶の花のころがつてをる甃 山茶花のちり浮びたる竜の髯 万両や苔をもとへる手水鉢 万両や軒にかぶさる鞍馬山 へつつひに冬至の柚子がのつてをる 狐火の失せし道より小提灯 竃猫人の話を聞いて…

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3/28 あけび庵の日記 筍 竹の新芽。土の中から顔を出し、すばらしい速さで伸び 若竹となる。竹の生命力のかたまり。食用にもし煮物や 筍飯など料理法もさまざま。 猪のたけのこ散らす藪の荒れ        あけび庵 いのししのとまり筍歯を入れず       あけび庵 根曲りの筍採りやヘリも飛ぶ          ねこ 根曲り筍いっ心に採る熊の山          ねこ 早生のころ腹窺いや旅のやど…

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3/28 俳句のまとめ ディズニーの鼠に翌なき春らしや ポスターに公演中止春の変 大砲や雉も春空とべぬほど 伯山の襲名響く春太鼓 人の出やオランダ村のチューリップ 余寒風こわれ門扉を吹き開けて 春ざれて不思議に遠く宵の空 ウイルスや消毒の手に見えぬ春 声かけて我に聞き耳猫の恋 青空と言えども見あぐ紫木蓮 お知らせ ※俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定

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3/27 あけび庵の日記 顔撫でる猫も如月持て余す 花粉症マスクの上の目の痒さ あけび庵のノート 春しぐれ笹原鳴らし過ぎ去りし     ねこ お知らせ ※俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定。

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3/27 あけび庵の日記 木瓜の花 中国原産バラ科の落葉低木。開花期は十一月から四月に かけて。十一月頃咲くものは寒木瓜と呼ばれる。瓜のよ うな実がなることから木瓜と呼ばれる。枝には棘があり 春、葉に先立って五弁の花を咲かせる。 鋏さし色もらいたり木瓜のえだ       あけび庵 竹林の筍伸びて荒れ果てし           ねこ 竹林や見えぬ筍一鍬に             ねこ 筍の土をも…

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3/26 あけび庵の日記 地を這えばななめ上がりの更紗木瓜            枝に刺あり遊女の姿 ふっくらと木瓜の五弁の花の色        とげも小枝と言うものらしや 唐木瓜や猫は食えぬと部屋の中 遊女いて枝に棘あり更紗木瓜 お知らせ ※俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定

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3/26 あけび庵の日記 長閑しや町の並木の蕾かな 入り彼岸仏間以外のリフォームや あけび庵のノート 春時雨きつねの雨の如しかな      ねこ お知らせ ※俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定。

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3/26 あけび庵の日記 春の水 春の水というと温かくなめらかな印象がある。春になると、 雪解けの水や雨で、川や池などの水かさが増す。水面は光 り輝き、水音も高くなる。万物の命をはぐくむ水でもある。 淡水に言い、海水には使わない。 病棟に薬くばられ春の水           あけび庵 春の水地より湧き出し響きあり          ねこ 春の水新人のごと流れかな            ねこ …