【歳時記入門】俳句のテキスト

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【歳時記入門】俳句のテキスト
蔭干の薬草匂ふ雪螢
野原春醪
先達は女なりけり薬狩
星野麥丘人
薬の日なりし土筆の砂糖漬
後藤比奈夫
薬の日杉のにほひをつけ歩く
斎藤玄
薬日や御殿の屋根の承路盤
政岡子規
薬猟す深山は蝉のこゑ澄みぬ
飯田蛇笏
薬降る園や山吹咲き残る
政岡子規
*  薬狩/薬の日/薬草摘/薬猟/百草摘/百草取
/きそひがり/薬草刈る・・・
端午の節句に摘む薬は特別の効能があるとされた。
この日、女は野に出て薬草を摘み、男は鹿を捕らえ
てその袋角を薬とした。 
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野の香立つお茶の後