【歳時記入門】俳句のテキスト

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【歳時記入門】俳句のテキスト 三夏
おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな
芭蕉
細道に篝こぼるる鵜舟かな
許六
うしろから月こそ出づれ鵜飼舟
蓼太
夜やいつの長良の鵜舟嘗て見し
蕪村
うしろより月になりゐる鵜舟かな
正岡子規
巌が根をこがしてはゆく鵜船かな
原石鼎
鵜飼の火川底見えて淋しけれ
村上鬼城
鵜を入れしまま干してある鵜籠かな
長谷川櫂
*  鵜飼/鵜川/鵜匠/鵜遣/荒鵜/鵜籠/鵜/、鵜飼火
/鵜舟/鵜松明/鵜縄/疲れ鵜・・・
飼いならした鵜を使う鮎漁である。鵜舟の先に鵜篝を
焚き、鵜匠と呼ばれる漁師が鵜を操って鮎を獲る。
鵜が呑んだ鮎は鵜