あけび庵の俳句日記

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【歳時記入門】俳句のテキスト
粉のふく南瓜を抱へ拭ひけり
山尾玉藻 
ずつしりと南瓜落ちて暮淋し
素堂
ころげじと裾広がりに南瓜哉
素丸 「素丸発句集」
安んじて動かじとする南瓜哉
露月
鶺鴒がたたいて見たる南瓜かな
一茶
積雲の崩えがちに南瓜実りたり
臼田亜浪
朝な朝な南瓜を撫しに出るばかり
日野草城
夜は屋根の南瓜を忘れ寝まるなり
石橋辰之助
恐るべき暑さとなりし南瓜かな
長谷川櫂
*  南瓜/かぼちゃ/とうなす/なんきん/ぼうぶら
/栗南瓜・・・
夏の間に逞しい茎が地を這い回るように伸びる。大き
な黄色い花をつけた後、秋に実を結ぶ。人の頭ぐ