連載:デイサービス関係

(9)超高齢社会の真っ只中で―敬老会とデイ・サービス(1205)

wakohが子どもの戦時中は、「産めよ増やせよ」の大合唱、上からの号令で、日本中子どもが溢れている時期があった。
 しかし、それは自然現象ではなかった。政府・軍部は、人間を人格として見るのではなく、消耗品と考えていたのではないか。事実、この世界大戦では、310万人もの尊い人命が失われてしまったのだ。戦争に駆り出される要員を確保しようとしていたのではないか。
 戦後、一転して、一般庶民の生活苦、女性の多くも少しでも家計を助けようとして働き出したこと、もっと自覚的に社会に進出していくようになったこと、などなどが相俟って、少子化が極端に進んでしまった。
 また