矢田挿雲ワールド「大正時代の江戸の史跡」② 幕末の幕府重臣川路聖謨と3代目尾上菊次郎が眠る大正寺

「江戸から東京へ」289p川路聖謨の墓の項には下記の文章がある。
「池之端七軒町日蓮宗大正寺には幕末の勤王幕臣として知られた川路聖謨の墓と大正八年、三十八歳の壮年で没し、多くの芸妓をがっかりさせた三代目尾上菊次郎の墓と肩を並べ…といっても、菊次郎の墓は立派な石の玉垣をめぐらし、小松ちか子から備えた五尺高さの石の雪見燈籠と、多くの婦人からささげられた卒塔婆にまもられた、一丈高さの素敵な墓であるが、これに反し, 川路の方は、四尺あるなしの小墳墓で、はなはだ振るわない」。

二度あることは三度めもあった。! 大正寺はかつて私は訪ね、川路の墓について投稿、写真も