連載:今日のショット

大王松 (だいおうしょう)

マツ科の常緑高木で,暖かい地域の庭園などに植えられ、ダイオウマツともいう。
北アメリカ南東部原産で,日本へは明治の末頃に移入された。
幹は高さ 30m,直径 1.5mにもなり,その樹皮は暗褐色で鱗片状に薄くはがれる。
枝は斜上して頭状の樹冠を形成し,枝先に3本ずつ束生した細長い針形の葉を群生する。
葉は同属内で最も細長く 20~50cmに達し,下垂する松としては世界一長い葉を持つ。
雌雄同株であるが,新しい枝の基部に別々に雌雄花をつける。
球果は円柱状で長さ約 20cm,幅5~7.5cm,暗褐色になる。
種子は長さ 1cmほどで,まわりに広い翼が発達する