湖に目をやる。白く点々と見えるのは白鷺だろうか。3羽とも首を水の中に突っ込んでいる。白鳥だ。
今度は蓮が枯れている。一度花を見に来たっけ。これもいぃもんだ。
間に合わないと思った途端に、周りの風景が飛び込んで来る。
前を行くラーメン屋のTシャツを着た太った男性に追い付きたいが、足が重くて距離が縮まらない。
第一関門までが遠い。五キロ地点で時間の表示があり、間に合わないと分かった。
何とか第一関門に着いた。役員がいて、バスが一台停まっている。中には立っている人もいて、こちらを見ている。
直ぐに乗り込む気にはなれない。橋の方に行ってみる。「曙橋」
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