にんげんだもの

相田みつおさんの書を読んでいて、17音にする誘惑にかられ、創作した句です。みつおさんの言葉を壊したくなくて、リズムが悪いままにしているものもあります。

奪い合えば足らぬ分け合えば余る

この世はわたしがわたしになるところ

天下太平ぼろははじめに見せておけ

やれなかったやらなかったどっちかな

うそは言わない心に決めてうそを言う

悪いこと身から出た錆おかげさま

口ではなあ観音様は見てござる

わかってるようでわからぬこの自分

その内と弁解しながら日が暮れる

七転八倒自然なんだな人間だもの

やったのに「のに」が付いたら愚痴になる

カテゴリ:アート・文化