碓氷峠を越えた宣教師たち

長野県北佐久郡軽井沢町は、中山道の宿場町であり、関東と信州を分ける交通の要衝であった。この街をほんの少し東に進むと碓氷峠が有り、この峠は、東に向かうと太平洋に、西に向かうと日本海に、川の流れを変えさせる分水嶺となっている。

  その峠の西側に「避暑地としての軽井沢」を開いたのは、明治時代の宣教師たちであった。外国人が開いた別荘地には、他に日光中禅寺湖半が有るが、そちらはヨーロッパの大使・公使が避暑地としての開発した為、今でも海外高官の別荘が残るが、この軽井沢には幾つかの教会が今も祈りの場として残っている。

  昨日は、その教会の中から旧軽井沢の観