連載:デイサービス関係

自己開示ということ(1264)

生きている限り、何らかの仕方で、多かれ少なかれ、他者と交流するのは当然だ。それは必要でもあろう。その場合、自分に関わることを話すことも多いだろう。
 自分のことを自慢したいこともあるかもしれない。誇らしげに言うこともあるかもしれない。反面、人には多くの欠けもある。そんなことは隠したくもあろうか。
 自分のことを言うにしても、当たり障りのないごく表面的なことも多かろう。もっと、自分の内心を曝け出すこともあるだろう。
 そういう自分のことを他者に話す問題は、対人的社会心理学の重要なテーマでもある。それは「自己開示」(self disclosure)と言われる