秘密の花園

秘密‥何て魅惑的な文字だろう。
ひらがなで「ひみつ」と書いたりカタカナで「ヒミツ」
と表記するよりも、漢字で「秘密」と書く方が何となく
罪の匂いすら感じてしまう。

「あなたには秘密がありますか?」と、問われたら
「いいえ、私は隠し事は何もないわ!すべて本音で
生きています。」と胸を張って応える人がいるだろうか。

もしいるとしたら、その人は類まれなき能天気か
人間じゃないかもしれない。

幼い頃に持ってしまった「可愛い秘密」も物ごごろ
ついた頃に秘かに持った「いけない秘密」も、恋人や
夫婦間での「官能的で甘やかな秘密」も‥
まさに人生は「秘密の花園」と