台湾で「辰野式建築」を見る

明治時代、日本の建築家に辰野金吾と云う人がいた。東京駅の設計者である。東京駅の他にも多くの建築物に携わったが、あの赤レンガと大胆な縁どりは人々に強い印象を残す。
そんな辰野に薫陶を受け、或いは影響を受けた建築家達が、大日本帝国の植民地で多くの建築物を建てた。そして、それらの建物は、ノベーションされ、辰野式建築と呼ばれて残っている。
  有名なところでは「京城駅(ソウル駅)」「台湾総督府(中華民国総統府)」「旧台南州庁(国立台湾文学館)」等であるが・・・
  台北にもうひとつ、庶民のための劇場や映画館として建てられた「八角堂=西門紅楼」と云う建物がある。そ