「賢者の口は心にあり、愚者の心は口にある」（ジェレミー・ベンサム）

　振り返ってみれば、あらゆるものごとに鈍感な私は容赦のないストレートな物言いで、これまで周囲の多くの人を傷つけてきたのではないかと思う。正直なのはまあ、いいとして、馬鹿がつく正直はダメなのだ。時として人を傷つけてしまうからね。俺はまさしくそういう愚者みたい。今さら反省したところで、どーしよーもないけれど。いや、せめてあの世に行く直前まではなるべく馬鹿正直は返上するよう努力したい。

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