あけび庵の日記

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俳句のまとめ

物干しや夜半の初ゆき竿に乗せ
身に沁むや寒さに夜半の除夜の鐘
寒風の筆甫に干すやへそ大根
音一気おちて不意なる垂り雪
握る手を笑う寒さの手の開き
年の瀬やまるめ猫の背厚布団
顔洗う後の冷たき手の平や
冬の月星一つ見て宵の空
紅を差す指も忘れて枇杷の花
星寄せて見上ぐ宵ぞら冬の月
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カテゴリ:アート・文化