お隣さんちでミカン狩り

朝ご飯を食べたら隣の婆ちゃんがべランダの戸を叩く。
 「何~どうかしたん?」
 「時間のある時にハッサクを採ってくれない?」
 「一年中ヒマだよお~今から採ってあげる!」
でジャンパーを着て脚立を持って隣の庭に出向いた。

背丈をゆうに越えて立派に育った八朔は豊作だ。
脚立を立てて上の方から採り出すが昇り降りが大変。
 「もう上からこの砂置き場に放って!」
途中から言われた通り下の砂地に落とすようにした。
ポトポト落とすが猿蟹合戦を思い出して少し辛い(笑)

6~7割ほど落とすと婆ちゃんがもう止めてと言う。
何故?と聞けばそんなに採っても食べられないと。