連載:宗教2

「ねばならない」思考の呪縛 (自分のためのメモ)

長いさまよいのあとで、ふと自分の思考のパターンが、どれだけ自分を苦しめているかに気がついた。その代表的なものが「ねばならない」思考だった。

「何かをしなければならない」とか、「自分が何かでなければならない」と考えること自体は、さほど変わったことではない。いつでも人生において、何かをしなければならないわけだし、何かになろうとしている。そのような努力なり義務を果たさなければならない。

しかし、その思考がわれわれを苦しめる原因となるのは、「そうしなければ自分は終わりだ。人生は最悪だ。」というふうに、その思考を絶対化し、それに対して敗北していると思うときだ。