連載:宗教2

恨みを捨ててこそ (自分のためのメモ)

ダンマパダ(法句経)にあることば、
「恨みは恨みによって鎮まらない、恨みを捨ててこそ鎮まる」について考察をめぐらすことが多い。

過去にあった不当な非難や批判、あるいは仕打ち。これらはいつまでもわれわれの心に残り、忘れることはできない。
しかしブッダは恨みを捨てることによりそれは鎮まるという。

はたして恨みというものは捨てることが可能なのだろうか。捨てる決心をすることで、そこから離れることが可能なのだろうか。心の決断により、恨みによる苦しみというものがきえるのだろうか。まずそこに躓く。

しかしながら、心の内を深くさぐっていくと、恨みというものを自分は