私の好きなベートーヴェンのピアニスト

昔は、祈るような、切実な演奏が好きでした。
例えば、
ケンプのモノーラル盤
緩余楽章の胸を揺さぶるような演奏は、私を感動させました。
エリー・ナイの演奏。
これは、もう形は、大崩れ。 ただ、ただ、当時は好きでした。最後3曲のソナタ、演奏というより宗教。
グリンデルワルトの演奏。
深く、悲しみが沈潜するのと、力強く立ち上がる面が交錯するのが好きでした。

でも、だんだん、形が崩れるのが、、嫌になってきた。
何となく,自分に甘いような、、、気がして。

だから、ケンプよりバックハウスへ、関心が移っていく。
後期のソナタは、万感胸に迫る内容なのに、彼は実に落ち