「群青 日本海軍の礎を築いた男」(植松三十里著」は感動の生き方描く

30、「群青」(日本海軍の礎を築いた男」植松三十里著
文芸春秋 2008年5月15日発行
ー矢田堀景蔵の墓
「矢田堀鴻墓碑」
漢詩
「矢田堀が、鋭利な刃物のような才能を持ち、そのせいで出世もしたし、つまずきもした。やつが天才なのか、ただの人だったのか、その境がわからない」
「たしかに、こいつは努力家だった。俺なんか、足元にも及ばなかった」
「あれも、ひとつの男の生き方だと、俺は思っている」
「榎本武揚か」
「矢田堀は、よく言ってたもんさ。俺たちは日本を守るために海軍をおこしたんだ、内乱のためじゃないと。日本の軍備が保持することによって、国を守り防ぐもので