信楽スカーレットについて

信楽自然釉の器について・・・
最近、スカーレットとドラマのタイトルの信楽の緋色は、決して珍しい色ではなく、穴窯で、少し還元がかかると出る色です。
酸化では緋色にならず、還元が強すぎると、ベージュの
生地となります。私のところは、楢薪を二千束用い
約8日間で焼き上げます。そして、一般的な窯では温度が上がりやすい、松薪が多く用いられますが、楢薪では、
松薪よりもクリアーな発色の自然釉となります。
中世の窯では、松よりも雑木薪を用いることも多く
自然釉の発色は、松と違う発色となります。
又、室町以降には、灰をかけて焼く技法が生まれ、
美術館などで自然釉と記され