「やきもの」の日記一覧

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SBCラジオ出演

SBCラジオ『武田徹のつれづれ散歩道』に今週土曜(4/8)に伺います(9時半頃) 毎回、焼物と日本文化に関連した内容でお話させて頂いておりますが、今回は、六古窯の一つ越前焼についてふれたいと思っております。大陸と近い越前地方は、千年以上前から焼物の技術が伝わり須恵器、焼締の器が焼かれてきました。平安末からは、常滑からの陶工も加わり日本海側の海路で北海道まで、そして太平洋側でも福島まで、日常雑器…

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SBCラジオ出演

今週土曜日11/12は、信州のSBCラジオ『武田徹のつれづれ散歩道』に9時半頃、行くことになっております。今回は、全国各地の焼物の話題に触れながら、お話出来ればと思っております。 ―日本各地の焼物ー 千年の歴史を持つ、日本の六古窯(備前・越前・丹波・信楽・常滑・瀬戸)の焼物の他に、戦国時代から今日まで、北海道から沖縄まで、各地の藩や庶民の需要から数十から百近い窯業地で 焼き物が造られてきま…

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来週ラジオ出演のこと

来週5/9日SBCラジオ、武田徹、つれづれ散歩道9時半から放送にスカイプでの参加を予定しています。 今回は、新型コロナのことニュースで持ちきりで。天災や不安と、危惧することが多い昨今に関連して、お話できればと思っています。 先日、様々な分野の方へのテレビインタビューがありました。バイオリニストの樫本大進さんは、これまで演奏することが全てだと思っていましたが、それよりも、家族の健康、命の大切さを実…

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壺のこと

塙(ばん)幸次郎 自然釉焼締陶展 Gallery in Facebook --NO8 コロナウイルス延が世界に広がり憂慮しております。私達も展覧会は中止し、このところは、ネットでの展覧ご紹介をさせて頂いております。今回、越前、信楽の『大壺・中壺展』です。 壺は元来保存用で多く用いられてきましたが、他の器と比べ、絵的な要素もあり、昔から、「壺中日月長し・壺裏春」などめでたい器として床の間や、玄関他…

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信楽スカーレットについて

信楽自然釉の器について・・・ 最近、スカーレットとドラマのタイトルの信楽の緋色は、決して珍しい色ではなく、穴窯で、少し還元がかかると出る色です。 酸化では緋色にならず、還元が強すぎると、ベージュの 生地となります。私のところは、楢薪を二千束用い 約8日間で焼き上げます。そして、一般的な窯では温度が上がりやすい、松薪が多く用いられますが、楢薪では、 松薪よりもクリアーな発色の自然釉となります。 中…

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SBCラジオ

このたびの各地での台風の被害、大変でした。 被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。 さて、今週末9/14(土)午前9時半頃、ここ何年かお世話になっている、信州のSBCラジオ「武田徹つれづれ散歩道」へ出演します。 今回は、空腹から生まれるものというお話など。… 腹八分目といわれますが、空腹によって体内のサーチュイン抗老化遺伝子が活性化し若返り、元気になるといわれています。本当は、腹七…

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自然釉焼締陶展-安曇野8月

塙(ばん)幸次郎 自然釉焼締陶展 『壷中万葉』  ★写真は以前の展示風景です。 二百数十年経つ、茅葺の節郎先生の生家(国有形文化財)と 蔵を展覧会場に、焼物を運ばせていただきます。 今回で十三回目を数えました。 輪積み捻子立て成形により穴窯で一週間余焼成の 自然釉焼締の壷・花入・鉢・皿・茶器他、越前、備前、信楽の土を焼締めた作品約150点展示致します。どうぞお出かけ下さい。同時展示・苔玉、苔鉢展…

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若いお客様

越前自然釉焼締シュガーポット。輪積み成形、穴窯焼成。 中学二年生の女学生が買ってくれた砂糖壷・・・ 信州で焼締めの器を作って三十数年。以前、京都のギャラリーで個展を開いた折。若いお嬢さんが、私の焼物を持っていますと、新聞を見て訪れてくれました。中学二年の時、富山のギャラリーに度々寄ってはこの器を見て、その後、おこずかいをため、求めてくれた言うのです。価格が三万五千円でした。今は、美大を出て今は学…

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ノカンゾウを食べる

越前花小鉢に・・・ 信州では、ノカンゾウ(ヤブ)が咲き始めました。若芽の頃は、おひたしでよく食べていましたが、以前から体に良いと聞いていたので、花を茹で、甘酢であえて見ました。味が淡白なので、酢味噌の方がよいかも知れません。花の蕾を乾燥させたもので市販で、キンシンサイといって中国では料理に一般的にも散られているそうです。注意としては、生で食べると毒性もあり必ず火を通すこと。調理はクックパッドなど…

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自然釉の魅力

Natural glaze pottery, Echuzen Mizusashi. It is a color that was born from a strong reduction. 自然釉越前水指ー輪積み成形・穴窯、ナラ薪二千束一週間 自然釉の景色は、焼成の変化で様々な色合いを呈します。還元が強い時の焼き上がりで地味色ですが、私のお気に入りの一つで、渋いので「武蔵」と呼んでいます。 ★炎…

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山の生活と作陶

週末土曜はSBCラジオ『武田徹つれづれ散歩道』 9時半~日々是好日に出演です。 山の生活と作陶より 日本の器文化ー自然から学ぶもの 山の緑が濃さを増し、山では葉が白く輝くマタタビの甘い花の香りで覆われる季節です。森は、色や香りを日々変えながら私達に季節の移り変わりを告げます。 「自然は芸術の極致であり、美の最高である」と魯山人が言った通り。まさに自然の色、香り、造形は、人の心を動かします。特に日…

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自然釉信楽壺

Natural glaze pottery.shigaraki ware. 自然釉信楽壺ー華やかな色合いの壺 穴窯8日間、なら薪2千束使用、輪積み成形

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越前自然釉茶碗

自然釉越前茶碗 手ひねり・穴窯焼成の越前 見込み部分は薪の灰の自然釉と土の鉄分が融合することで天目色となります。渋めの色合いです。窯で舞い落ちたナラ薪の灰による景色です。W11.5H8.5cm

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信楽自然釉茶碗

自然釉の景色ー信楽自然釉茶碗 穴窯8日間、ナラ薪二千束による自然釉の景色です。 輪積みねじたて成形(平安より伝承の伝統技法) ナラ薪の灰の5%に含まれる石英ガラスは、青磁、白磁の原点の色を作り出します。(信楽の土は、備前や越前、丹波などよりも鉄分が少なく自然釉は、還元でこのような色を呈す)

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焼締めに盛る

焼締めに盛るー越前自然釉手鉢・長方皿 庭先の淡竹を茹でわさび醤油で/鶏肉は、オレガノのグリーンソースで・・・

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割り山椒の器

焼締め自然釉信楽割り山椒(輪積み成形・穴窯焼成) 日本の器は、単なる道具だけの目的だけでなく、器と人との楽しい会話が生まれるように作られてきました。この形は、割り山椒といって山椒の実がはじけた形から生まれ昔から作られてきた器の一つです。おいしいご馳走を食べて満腹になったころ、おいしいものを少し、盛ります。鉢の切れ目から料理が見え隠れすることで、よく見ようとのぞき込みます。意識が能動的になると興味…

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越前自然釉つるべ形水指

Natural glaze pottery. Echizen ware by Ana-Kama 自然釉焼締つるべ形水指(花入)ー越前土(木蓋使用) 輪積みねじたて成形(へらと手で成形する伝統技法) 窯の中で舞い落ちた灰(ナラ薪)の5%が石英ガラスを含み千二百以上の温度になるとガラス化し自然釉となります。自然釉は、土の成分と融合し含まれる金属が炎の酸化、還元の具合によって黄、緑、グレー、黒他と様々…

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自然釉の魅力

自然釉備前茶碗 手ひねり自然釉の茶碗 窯の中で舞い落ちた薪の灰が一週間の時間差の中で 降り積もり、自然釉となり深い景色を作り出します。 見込みには数センチ舞い落ちた灰が熔け、土に含まれる 鉄分やスズなどが結晶し自然の油滴天目となります。 焼締めのものは、使い込むほどに滑らかになり 色合いも深みを増していきます。 釉薬の原点がここにあります。