「53歳で亡くなった父との思い出」

53歳で脳出血で亡くなった私の父は昭和2年生まれ。生きていれば、92歳か。脳出血で倒れて翌日に大学病院のICUで亡くなった。

まだ、お若いのにとか、経済的に大変だったでしょうと、よく言われた。それは、ある意味当たっているが、家族は、皆、内心、ホッとしたというのが本音だったと思う。

というのも、父は、祖父が創業した製薬会社に埼玉県庁で働いていた時に、戻ってこいと言われ行ったが、肝心の製薬会社が、昭和30年頃から傾き始め、再建の為に人手に渡った。

祖父は、隠居。伯父は、会社に残り、まだ、若かった父は、大阪の製薬会社で修業して来いとの話になった。