連載:自分史

− 48歳から50歳まで(夫婦関係の立て直し) −

48歳でうつ病から双極性障害に診断名が移行し、抗うつ剤を断薬し、それまで見えていなかった《現実》が見えるようになった。
部屋はゴミ(不用品)だらけ、家計は借金まみれ。私は、泣きながらこの二つをなんとか整理した。
残る問題は、破綻しかけていた夫婦関係の立て直しである。

夫とは6年間仕事の相方を組んだ。警備士という仕事は、時として相方に命を預けなければならない場面がある。そんな強固な信頼関係が基礎にあったから、この数年間を乗り越えられたのだと思う。

抗うつ剤を断薬した後、私は主治医に就労を禁止された。発達障害が引き起こす問題が双極性障害に影響し、躁転と傾