足元の清流眺めかずら橋 


 三つめの吊り橋わたり紅葉宿  岬雪夫

 なくなりし吊橋を恋ふ帰省かな  吉水能子

 秋の雲峡の吊橋渡りけり  八十島稔 筑紫歳時記

 危ふくて涼しくて吊橋の上  鷹羽狩行

 空と空繋ぐ吊橋風光る  長谷川秋子

 玄関よりすぐに吊橋桐の花  原田青児

 足元の清流眺めかずら橋  アロマ

 河鹿鳴く夜の吊橋を人きたる  水原秋櫻子

 吊り橋のゆるる彼方や雲の峰  市野沢弘子

 吊り橋を渡りて戻る紅葉狩  荒井英子

 吊り橋を揺らして渡る晩夏かな(奥多摩)  細見綾子

 吊橋がつなぐゆききや年の暮  加藤春彦

 つり橋の網目にスポッ