蝶の舞う野道に心嬉しくて



  雪がかなり積っている

  水分が多い気もするがすぐには溶けないかもしれない

  お昼は山菜入り味噌汁 冷や奴 冷凍パスタ


 原生林ぬけとほる時蝶に会ふ  中山純子 沙 羅以後

  厩留守藁敷き代へて蝶忙しげ 香西照雄 対話

 古寺の蝶その極彩の重たさに  和田悟朗 法隆寺伝承

 吹かれ来し蝶に青芦かぎりなく  五十嵐播水 播水句集

 吹かれ来て茅の輪くぐれり山の蝶  茂里正治

 味噌蔵に蝶の入りたるままなりし  岡本高明

 子は遠くつぶらまばらの高原蝶  中村明子

 子抱への教師に蝶の身軽さよ  楠節子

 奈落めく万緑