母の七回忌に

今でも目頭が熱くなる
あのときのことを思い出すと
それは大学に合格し
母に知らせに行ったとき

母は仕事の手を休め
自分のことのように
満面の笑顔で心から喜んでくれた
あれほどまでに喜ぶ姿は
かつて一度も見たことがない

今の世の中
自分のことだけで精いっぱい
まして人のことなど気遣う余裕はない
母親は特別な存在なのかもしれない

あのときの情景は
これからも決して忘れることはない
最高の親孝行ができた日なのだから

カテゴリ:日常・住まい