連載:心理学

人生相談「がん乗り越えたが力出ず」existential vacuum

相談>
 昨年、子宮頸(けい)がんで手術を受けました。50歳ぐらいが人の寿命と考え、いつ死んでも悔いのないよう楽しく生きてきました。闘病の理由は、父より先には死ねないという一点。そんな私が寛解(経過観察)の状態になりました。貯金もほぼないため働こうとしたら、全く力が出ません。私が私のために生きる意味が分からなくなったのです。つらいです。(52歳・女性)

回答>ご病気の寛解おめでとうございます。ひとまず安心ですね。無理は禁物ですから、日々の生活が許す限り、ゆっくりご自愛ください。
(ジェーン・スー:日本の音楽プロデューサー・作詞家・コラムニスト・ラジオパ