連載:「日本の古寺 100選」①興福寺・薬師寺・東大寺

「日本の古寺100選」⑯三井寺・寛永寺・教恩寺

三井寺は天台寺門宗、寛永寺は天台宗、教恩寺は時宗の寺である。

三井寺:三井寺といえば延暦寺との対立を記憶している人は多いだろう。993年天台宗寺門派として独立した。寺名の由来は天智天皇、天武天皇、持統天皇が産湯を使った「御井」(みい)があるため三井寺という。

寛永寺:創建当時の年号をとって「寛永寺」とすることを許された徳川家の菩提寺である。3代将軍、徳川家光が発願、天海を開山として寛永2年(1625年)に創建された。幕末の戊辰戦争で堂塔の多くを焼失した。6人の将軍が眠っている。

教恩寺:源平合戦の遺物が残る鎌倉の隠れた史跡の寺だ。山門の欄間に彫刻さ