連載:梅雨もまた楽し

梅雨もまた楽し(6) 徳島牟岐暮らし、緑り深き森の暮らし、楽しみながらも初夏の落葉掻きに精出す

 二週間前は蓼科高原1700mで若葉の森の中、一週間前は岡山自宅の芝庭の新緑の中、今は徳島牟岐の常緑照葉樹の緑深き森の中。僅か数時間のトライブで一カ月ほども季節を飛び越えた暮らしが出来るのだから日本の自然も素晴らしい。
 ここ徳島牟岐別荘はシイ、クス、タブ、ツバキ、山桃など一年中年葉っぱが緑で分厚くテカテカ光る常緑照葉樹の森の中にあり、周囲からは高さ10~20mほどもある大木、が覆いかぶさり、森の中は日差しも届かず昼間でも薄暗く、そこが太平洋の岸近くとの実感は薄れてくる。
 アウトドア仕事の合間に森の木陰で休んでいると周囲からヒンヤリとした森の冷気が漂っ