前回「サピエンス全史」の著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏が「ホモ・デウス」などでも触れている未来予想の一つにシンギュラリティという概念があります。

※シンギュラリティとはAI（人工知能）によってさらに能力の高いAIを生み出すことが可能となり、人間が不要となる未来地点のこと（約25年後）

そんな論争に対して、この本の著者である新井紀子さんは、絶対にシンギュラリティなど起きないということを断言している学者の一人です。

まずはそんな新井紀子さんについて紹介します。
新井さんは、一橋大学法学部へ入学後、数学に魅了され、数学研究が盛んなイリノイ大学へ留学、公私と