「天皇と儒教思想」 小島毅 光文社新書

内容は帯の通りです。
平成 → 令和 の代替わりで報道された、話題になった儀式や祭祀など、千数百年続いていると思ってることが、実は明治維新前後に始まったものが多いことを解説しています。
その多くが儒教思想に基づいており、中国の王朝を手本(例?)としているのだそうです。

へー、そうだったんだ、と思うことも多く書かれています。
その一つが、天皇の田植えと皇后の養蚕です。
天皇の田植えは、瑞穂の国 日本 を象徴する行為で、稲作が伝わってから続く様に感じていましたが、実は昭和に始まったそうです。
著者曰く、「伝統的行事でないのは天皇が白シャツ、ズボンに長靴で行