家で観る映画、例えば「宮本から君へ」

◎「宮本から君へ」 2019年 真利子哲也


最近の邦画の「作り方」の主流の一つ。
原作は講談社『モーニング』誌上に1990年から1994年にかけて掲載された漫画。
作者の新井英樹のデビュー作で、2018年にはTVで連続ドラマ化されている。

双方読んで無いし見ていないので断言はできないが、この作品、「原作」と「TV連続ドラマ」、そして「本作」、主張する内容が微妙に違うようです。
真利子監督は長尺原作を切り取り、テーマを絞って映画化したと感じた。

それはそれでいっこうにかまわない。
真利子の前作「ディスクラクション・ベイビーズ」は、身体を暴力的に昇華