連載:梅雨もまた楽し

梅雨もまた楽し(24) 近場ドライブその一、倉敷市真備町、横溝正史旧疎開宅

 梅雨の中休みには近場ドライブに出かけることにしており、先日は倉敷市真備町に出かけて来た。ちょうど2年前、梅雨の大雨で町の近くを流れる高梁川の支流小田川が氾濫して町中が大水害に遇って51人もの犠牲者が出た所で、復興ぶりが気になっていたのと、水害を免れ昔のままのたたずまいを保っていると言われる作家「横溝正史」が第二次世界大戦末期から3年半疎開していた旧宅も見ておきたかったからだ。
  倉敷市真備には災害後も親友の親戚宅や被害者の暮らす仮設住宅、真備町出身の吉備真備の史跡などに訪れていたが、横溝正史の旧疎開宅は見残していて、ちょうど前日、地元TVでたまたま横