連載:家族

同一視(Identification)偶感(1399)

つい先日、曾孫の赤ちゃんが、両親とおばあさん(wakohの娘)に連れられてやってきたことを日記に記したばかりだ(1397)。生後10か月半の活発な赤ちゃんだ、見れば見るほど可愛らしい。
 ところが、wakohは娘のそんな時を知らない。生後8カ月の娘を置いて留学に出立してしまったからだった。
 その1年後、今度は1歳8カ月の娘を家内の母親とwakohの両親に託して、留学した。その旨も前の日記に触れたとおりである。
 それからさらに1年後、直前の日記に少しその経緯を記したような仕方で、wakohは2歳8カ月になった娘とようやく再会に漕ぎ着けたのだった。196