連載:続・クラシック

今年度初めて聴く読響演奏会(1422)

コロナ禍は、もろに音楽界なども直撃した。三密を避け、マスクは着用し、消毒などは事前に十分にするとは言っても、外国からの指揮者・演奏者を多く招いている読売日響では、そういう方々が来日不可能になったりするため、演奏会の開催を断念せざるを得ぬことも多かった。
 それでも、各種のコロナ対策は十分にした上、10月の演奏会は、土曜マチネ―シリーズでも、行われることとなった。
 当初の予定は、指揮はフランソワ=グザヴィエ・ロトの筈だったが、来日できなくなったため、それはキャンセル。
 その代わりに、読響特別客演指揮者でもある名匠小林研一郎の指揮で、4月にやる予定だった