妄想爺やの喜怒哀楽50
夜空を観て、星星に線を引き、星座を探すのが好きだ
冬の夜空には、星星が煌めいて観える
幼い頃、天体望遠鏡を買ってもらった
夜空の星に的を絞り、丸い穴から覗くのが楽しかった
しかし、狙いが少しズレるだけで、お目当ての星は天体望遠鏡の的から外れ、見えない
最初のうちは、お目当ての星に天体望遠鏡の的を定めるのが難しかった
倍率は何倍だったかは忘れたが、土星の輪っかがかろうじて観えるほどの性能だった
数多の星の中から、土星を探すのは大変だった
季節や、見る時間により、土星がどこにあるのかが違うからだ
小学校の理科で習っ
連載:妄想爺やの喜怒哀楽1