黒井城の主たる年表は下記の通りだ。
1335年（建武2年）：赤松円心の二男、貞範が丹波国春日部荘を領し、その後築城。
1576年（天正4年）：明智光秀、黒井城を包囲。八上城主波多野秀治の光秀への裏切りもあり、光秀大敗する。
1579年（天正7年）：明智光秀、再度黒井城を猛攻。八上城の3月落城につづいて同年8月黒井城は落城。光秀の丹波制圧が完了した。落城後光秀は黒井城南麓の興禅寺に陣屋を設け、重臣斎藤利三を代官にした。その年興禅寺にて生まれたのがお福（後の春日局）である。

黒井城の見所は猪ノ口山山頂に築かれた主郭部だ。山頂が近くなる頃東曲輪跡の標識が立つ