連載:読書日記+

本「感染症の歴史」を読んで

「感染症の歴史」(2017年)

石 弘之・著


「コロナ禍」でなかったら、この種の本は手に取らなかったでしょうね。

この本としても、数年前に刊行された本で、最近改めて文庫版で再版されたようです。
「新型コロナウイルス」についての記述が無いからです。

でも、300ページもあり、いろいろと興味深い点が見えてきます。

まずはエボラウイルスについてです。
致死率が高いウイルスです。
何故、拡大感染をしなかったか、というと、
感染した人は、人に感染させる前に亡くなってしまったので、感染地域が限定的で収まったそうなのです。

その反対がテング熱です。
この