連載:読書感想文

150、『空白の日本史』(本郷和人著)は、先輩の業績を評価し、反論しながら、継承していくことが必要だ

『空白の日本史』 本郷和人著 扶桑社新書
2020年1月1日発行
ー歴史学者、本郷和人さんの本を読んだ3冊目の本である。自身の歴史研究の方法を記し、日本史研究の問題点や日本人の特徴を記していた。日本史研究を、しっかりと自分の信じる方法で行っているところに感動した。
ー古来より、神道よりも仏教のほうが、天皇家をはじめとする日本の社会に対して、強い影響力を持っていた。
 「空白」に焦点を当てることで、従来とは全く違う歴史観が広がること。
 数々の「歴史的空白」を通じて、改めて日本という国の成り立ちを再構築してみてほしい。
 令和元年12月        本郷