12月8日(火)俳句
俳句 淵脇 護選
開戦日こむら返りに目覚めたり 霧島 尾上 春風
(評)今日12月8日歯「開戦日」。季節は冬。作者や筆者らの年代は、この第二次世界大戦の回線事情は、実感として知る由もないが、終戦後の地獄のような混乱と食糧難は、肌で知っている。「こむらがえり」に今次大戦の痛みと反省が象徴されている秀句である。
高く咲く皇帝ダリア見上げたり 霧島 石田 和也
間道の夜更けばったり雪女 霧島 内村としお
手袋を外してランナー加速する 薩摩川内 大平 正通
天空に木の葉伴ふ冬の瀧 姶良 上守」護