逝く道程の一コマ、残される俺 : 12 《 いよいよか・・ 》

12月初旬 ○日
 ( 個室に移った翌日 )
担当医 先生の状況説明とこれからの予測説明を二人の娘と聞く。
尚、延命治療はしないとの確認、書類にする。

12月初旬 ○日
京都の妹さん親子が3人で駆けつける。
声掛けに対し、目を開け微笑みを返してくれる。
しかし、その目は見えているのだろうか?

12月中旬 ○日
殆ど眠っている状態だ。
この数日間、面会前に近くの喫茶でミックスジュースを買い、
スプーンで唇に運んでいたが、1~2度舐めただけで終わる。

12月中旬 ○日
待ちに待った緩和ケア病院に僕一人で面談に出向く。
カミさんの状況説明をし、明日にでも