逝く道程の一コマ、残される俺 : 11 《 あの微笑が・・ 》

前記のカミさんの妹MYさんは、京都でお母さんの面倒も見て、
○○家の世話役の中心となってきた人だ。
当初から、家族を無くしてしまった僕を暖かく受け入れてくれた。
と云うよりも、長女の旦那と云う事から 事あるごとに僕を立てて
もくれた。

また この旦那も素敵な人だった。
土地は京都だが、江戸っ子気質で、酒も強く、サッパリとした人
だった。性格的には僕と真逆と云うのが的を得ているか。
この人に対して一番羨ましかったのは、事があって家を訪問する
と、いつも孫を膝の上にして 言いたいことを言っていた事だ。

そんな素敵だった旦那の○○さんも、3年ほど前に癌で亡