連載:国立演芸場

今年の鹿芝居は・・(2月中席)

国立演芸場へ通い始めたのは、2015年(平成27年)2月上席からである。
トリは三遊亭小遊三、中入り前は講談の神田松鯉(現・人間国宝)だ。
前座の開口一番に続いて高座に上がったのは、松鯉の弟子で、駆け出しの神田松之丞(現・伯山)だった。
今では、チケットが取り難い、講談師になっている。
当時、二ツ目の松之丞は、後輩に数人の女性は居たが、男性では、いつまで経っても最年少の講談師だったのを、マクラで嘆いていた。

毎年、2月中席で大喜利の鹿芝居があることは、演芸場にデビューした上席で貰ったプログラムで知った。
当時、その面白さは、知る由もない。
鹿芝居を初め