連載:詩を読む

他人ごと・自分ごと

鶏頭の十四五本もありぬべし  正岡子規
(けいとうの じゅうしごほんも ありぬべし)

近代俳句の創始者の句なのに評価は激しく分れている。
それにしても一番弟子・虚子が全くってのは愉快ですが、人はソレゾレですからね。世間の評価を観るに、凡ての人が他人ごとなんですね。私は文章も詩も句も自分ごととして捉える。例えば他人ごとの日記を読んでも詰らないでしょう?それで今回は正岡子規の句をわたし事にします。

1)私が子規から「鶏頭も云々」って告げられたら? それで「おれは15人のなかに入るのかい?入らないのかい?」って思いあぐねるだろうな。トップに一番近いって思っ