連載:妄想爺やの春夏秋冬

下手の横好きならぬ、下手の横槍、押し付けの人がいる花見

全く迷惑なことだが、花見になるとワケの分からない、自己満足の駄作パフォーマーが出没をする

下手の横好きならば、まだ、微笑ましいしし、許せる

しかし、花見に興ずる人たちからうとんぜられている空気がよめない人なのだ

毎年、オペラ歌手気取りの高齢の女性が出没をするのだ

その川沿いの土手に数百の桜が並ぶ花見の名所には、桜が開花すると花見の人が群がる

葉桜の夏、紅葉の秋、枝桜の冬に、その川沿いの通りを歩く人の姿はほとんど見かけない

毎年一度は、僕も桜の開花の頃は、缶ハイボールを片手に、花を肴に一人飲みしながら一人歩きをするのが好きだ

花見客にまじり出